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マルチバリューの応用例2

   

前回前々回とマルチバリュー型データベースの特性などをご紹介してきましたが、今回はさらに業務に即した応用例をご紹介いたします。

まずは前回でも使用した注文テーブルを使用します。

adSend

この注文テーブルの注文ID「001」を例として、領収書を作成するケースを考えてみたいと思います。

まずは領収書の送付先が必要となりますが、送付先は複数設定可能が今や一般的なので、以下のようにマルチバリューで設定します。

add

続いて、氏名と電話番号も必要なので追加します。それぞれ苗字が変更となったり電話番号が変更となったりというケースが考えられるため、こちらもマルチバリューで設定します。

ty01

これで領収書に必要な情報は揃いました。つまり注文テーブルの注文ID「001」を指定する事で領収書に必要な項目は全て取得できるということになります。

この利点は2つあります。

  1. テーブル間のJOINが発生していない
  2. 領収書の帳票に出力する内容とデータ構成が一致している

1点目は、一般的なRDBで細分化されたテーブル構成であれば、注文テーブル、注文明細テーブル、顧客送付先住所テーブル、顧客氏名テーブル、顧客電話番号テーブルの5テーブルを結合する必要がありますが、AIDAMのマルチバリューを使用する事で一切結合する事なくデータを出力することが可能です。

 

2点目は、1点目と関係しますが、今までのデータベースでは、まずデータの関連性からテーブルを作成し、最終的に帳票に必要な項目をかき集めて作成していました。AIDAMでは、今までの説明通り、最初に領収書に必要な項目を列挙し、次にテーブルの構成(マルチバリューなのかシングルバリューなのか)を考えるという方法が可能です。ユーザーと仕様を決めてからテーブル構成は考えればよく、AP製造者は注文テーブルからIDを取得するだけでいいため、非常に開発効率が上がり、ユーザとの仕様決定もスムーズに進みます。

 

このようにAIDAMのマルチバリューは、JOINを減らすというサーバー機器へのリスクを減らすだけでなく、ユーザとの仕様調整を円滑にし、AP製造者の負担を減らすという複数のメリットをもたらすのです。

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